治療記録 高齢猫の慢性腎臓病

左を向いて寝転んでいる黒猫治療記録

慢性腎臓病の治療方法

高齢猫がかかりやすいといわれている慢性腎臓病。ここでは21歳5カ月と26日で虹の橋へ旅立った高齢の黒猫くろじいが受けていた治療方法を3種類ご紹介したいと思います。

皮下点滴治療

皮下点滴治療は首の後ろ~肩付近の皮下から輸液を入れ体内の水分量を増やすことで腎臓の負担を軽減し、脱水を緩和するとともに老廃物や毒素を排出させる治療法です。くろじいは亡くなる当日まで治療を受けていました。皮下点滴なので治療後はこぶのように肩付近が膨れていますが(最初はびっくりしました)一過性のものなのでしばらく経つと体内に吸収されます。

点滴帰りの当時20歳9カ月と21日のくろじい。ちょっと疲れちゃったかな?

食事療法

食事療法は栄養素のなかでも腎臓に負担をかけるといわれているたんぱく質、ナトリウム、リンを制限した療法食を与える治療法です。腎臓に配慮しながらも必要な栄養素は摂らなくてはいけません。療法食は動物病院から購入することもできますし、いろんな会社から腎臓病のフードが出ています。獣医さんと相談しながら猫ちゃんの好みに合ったものを選ぶといいと思います。

投薬治療

慢性腎臓病の猫に処方される治療薬は何種類かありますがくろじいはセミントラという薬を処方されていました。セミントラは蛋白尿(尿中にたんぱく質が漏れ出すこと)を改善する治療薬です。病気の進行を抑えるにはこの蛋白尿を抑制することが重要で、セミントラを1日1回投与することで残された腎機能を守る効果が期待できます。

費用について

治療費についてですが猫ちゃんの症状や治療方針によってさまざまだと思います。参考までにくろじいの慢性腎臓病の治療にかかっていた費用を大まかですがまとめてみました。

1回の皮下点滴の費用は再診料含め約3000円ほど。病状によって変わると思いますがくろじいは週に1回点滴してもらっていました。                                   療法食は500gで1500円ほど。セミントラは30mlで5000円くらい。フードは猫ちゃんの食欲、薬は体重によって用量が変わってくるので購入する頻度は多少個人差があるかなと思います。                                   このように猫の慢性腎臓病の治療費はけっこうかかります…くろじいは点滴治療をはじめて虹の橋を渡るまで1年以上通院しました。慢性腎臓病は完治することがないので進行を遅らせてできるだけ苦しくならないように治療を続けていくことになり、治療が長期化することで費用の負担も大きくなります。人によっては点滴で延命して苦しみを長引かせてかわいそう…という意見もあると思います。ただ1年間治療を続けてきた個人的な感想としてはやってよかった。やはり点滴で脱水が緩和され楽になっているのがわかったから。もちろん最期は苦しかったと思うけど苦しい期間を少しは緩和できたかなと思っています。

まとめ

くろじい
くろじい

慢性腎臓病の治療として僕は皮下点滴、食事療法、投薬治療をしていたよ。費用は病状や治療方針によって変わってくるけど慢性腎臓病は完治することがないから進行を遅らせて、できるだけ苦しくならないように治療を続けていくことになる。治療が長期化することで金銭面の負担も大きくなってくるよ。

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